電子辞書の凄さに気づく記事 その3 ~英英辞典~
ほとんどの辞書には、国語辞典と英和辞書が入っています。
だけど、今日お話する英英辞書は、英語学習者であれば、必ず必要になってきます。
問題は、英英辞書にも色々と種類があり、選ぶ際に戸惑うかもしれません。
そこで、ズバリ、私がオススメする英英辞書をご紹介します。
その辞書の名前は
ロングマン英英辞書です。
~☆~☆~☆~
英英辞書には他にも、オックスフォード英英辞書などがありますが、英語学習者にとって、英語を話せるようになるために最も適した辞書となると、ロングマンに軍配が上がります。
その理由をお伝えします。
理由1:英語を説明する語数を、2000語と定めているため、準2級に合格できる英語力があれば、「英語を英語」で読む事ができます。(ちなみにオックスフォードは3000語レベルが必要です。)
理由2:発音記号が正確。たとえばカギ付きシュワ(ɚ)、ユプシロン(ʊ)、エプシロン(ɛ)、はじき音のT、TNの発音、など、他の辞書よりも発音の表記が正確です。
以上です。
~☆~☆~☆~
オックスフォードとロングマンでは、オックスフォードの辞書が入っている事が多いのが現状です。
もし、お持ちの辞書にオックスフォードが入っていても、それはそれで構いません。
ただ、読むためには、英検2級程度の英語力(3500語)を必要とします。
それと、カギ付きシュワの表記が「 ɚ 」ではなく、「 əːr 又は ɜːr 」となっているので、ご注意ください。音声学的に正しくは「 ɚ 」です。
例えば、鳥という単語はBird、発音は bɚd です。
ロングマンでは、bɚdですが、
オックスフォードでは、bɜːrd、
ジーニアスではbəːrdと表されます。
ロングマンが、見やすいのです。
(一部のロングマンでは、ɚが使われない場合もあります。ご注意を。)
~☆~☆~☆~
さてさて、最後に、ロングマン英英辞書は、おいくらぐらいするのでしょうか。
『ロングマン現代アメリカ英語辞典』
が実際の辞書に入っているので、こちらをAmazonで調べました。
すると、
・収録語彙は、185000語
・1863ページ
・約9,000円
この辞書だけでも、電子辞書を5000円ぐらい支払っても価値があります。
~☆~☆~☆~
おなが英語教室では、現在50台ほどの電子辞書を揃えています。
その全てに、ロングマン辞書が入っています。
生徒の皆様には、無料で貸し出しています。
まずは使って、気に入ったら、お買い求めください。
今日で、電子辞書の凄さに気づくシリーズは終了です。
辞書との付き合いは、英語学習者にとって、親友選びと同じぐらい大事です。
今後も時々辞書の話をしていくと思います。
辞書に関してのご質問、お待ちしています。
では、本日も良き言葉との出会いがありますよう、願っています。
翁長でした。