onagacafe’s blog

おなが英語教室

プロフィール:翁長貴之(おなが たかの)1972年生。1996年オレゴン大学心理学卒、ホテル、警察の通訳を経て、2007年からおなが英語教室を運営。英検1級英語講師、幸せカウンセラ、秘密家。趣味は園芸、リフォーム、家族とのひと時。

電子辞書の凄さに気づく記事 その3 ~英英辞典~


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ほとんどの辞書には、国語辞典と英和辞書が入っています。
だけど、今日お話する英英辞書は、英語学習者であれば、必ず必要になってきます。

問題は、英英辞書にも色々と種類があり、選ぶ際に戸惑うかもしれません。
そこで、ズバリ、私がオススメする英英辞書をご紹介します。

その辞書の名前は

ロングマン英英辞書です。


~☆~☆~☆~


英英辞書には他にも、オックスフォード英英辞書などがありますが、英語学習者にとって、英語を話せるようになるために最も適した辞書となると、ロングマンに軍配が上がります。

その理由をお伝えします。

理由1:英語を説明する語数を、2000語と定めているため、準2級に合格できる英語力があれば、「英語を英語」で読む事ができます。(ちなみにオックスフォードは3000語レベルが必要です。)

理由2:発音記号が正確。たとえばカギ付きシュワ(ɚ)、ユプシロン(ʊ)、エプシロン(ɛ)、はじき音のT、TNの発音、など、他の辞書よりも発音の表記が正確です。

以上です。


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オックスフォードとロングマンでは、オックスフォードの辞書が入っている事が多いのが現状です。
もし、お持ちの辞書にオックスフォードが入っていても、それはそれで構いません。

ただ、読むためには、英検2級程度の英語力(3500語)を必要とします。
それと、カギ付きシュワの表記が「 ɚ 」ではなく、「 əːr 又は ɜːr 」となっているので、ご注意ください。音声学的に正しくは「 ɚ 」です。

例えば、鳥という単語はBird、発音は bɚd です。

ロングマンでは、bɚdですが、
オックスフォードでは、bɜːrd
ジーニアスではbəːrdと表されます。

ロングマンが、見やすいのです。
(一部のロングマンでは、ɚが使われない場合もあります。ご注意を。)


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さてさて、最後に、ロングマン英英辞書は、おいくらぐらいするのでしょうか。

ロングマン現代アメリカ英語辞典』
が実際の辞書に入っているので、こちらをAmazonで調べました。

すると、

・収録語彙は、185000語
1863ページ
・約9,000円

この辞書だけでも、電子辞書を5000円ぐらい支払っても価値があります。


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おなが英語教室では、現在50台ほどの電子辞書を揃えています。
その全てに、ロングマン辞書が入っています。

生徒の皆様には、無料で貸し出しています。
まずは使って、気に入ったら、お買い求めください。

今日で、電子辞書の凄さに気づくシリーズは終了です。
辞書との付き合いは、英語学習者にとって、親友選びと同じぐらい大事です。

今後も時々辞書の話をしていくと思います。
辞書に関してのご質問、お待ちしています。

では、本日も良き言葉との出会いがありますよう、願っています。

翁長でした。