onagacafe’s blog

おなが英語教室

プロフィール:翁長貴之(おなが たかの)1972年生。1996年オレゴン大学心理学卒、ホテル、警察の通訳を経て、2007年からおなが英語教室を運営。英検1級英語講師、幸せカウンセラ、秘密家。趣味は園芸、リフォーム、家族とのひと時。

新たな大学入試に記述式や英語会話力の問題を NHKニュースより




新たな大学入試に記述式や英語会話力の問題を NHKニュース : http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150618/k10010118911000.html

~~転載ここから~~

大学入試の抜本的な改革に向けて具体策を検討している文部科学省有識者会議は、現在の大学入試センター試験に代わって実施する新たなテストに、記述式の問題や英語を話す力を測る問題も盛り込むなどとする素案を示しました。

文部科学省は、大学入試を知識の活用や思考力を見るものに転換する必要があるとして、現在の大学入試センター試験を廃止し、新たに「大学入学希望者学力評価テスト」を実施することを決めていて、有識者会議で具体的な内容を検討しています。

18日に開かれた会議では、新たなテストの素案として、マークシート方式に加えて記述式の問題を導入することや、英語は「話す力」や「書く力」も問うこと、それに教科の枠組みを超えて数学と理科の総合力を見るような科目を段階的に盛り込んでいくことなどが示されました。

また、高校在学中に学習の定着の度合いを測るために新設する「高校基礎学力テスト」についても方針が示されました。

テストは、当面、国語、数学、英語の3教科で行い、2年生と3年生の夏から秋にかけて2回ずつ、合わせて4回受けられるようにし、費用は1回、数千円程度としています。
結果は1点刻みでなく10段階以上で出すということです。

文部科学省は、大学入試センター試験に代わる評価テストを平成32年度から、高校在学中に受ける基礎学力テストを平成31年度から実施する考えで、年内に詳細をまとめることにしています。

~~転載ここまで~~

センター試験に変わる評価テストに、「書く&話す」力を測る部分が加わるようです。
しかし、この話は頓挫するのではないかと私は予想します。

なぜなら、書いたり話したりする内容をチェックする人が必要であり、それには人件費がかかります。

また、全てを自動化し、コンピュータがチェックできるようにするかも知れません。しかし、今の技術では人が作り出す文章を解析し、語彙の選択や文法、さらに内容を吟味するような高度なプログラムは実在していません。

私はプログラミングを多少学んだので、わかるのですが、脳の言語に関するプロセスを、コンピュータで測ることはできないのです。

もし、英語力を測るテストを導入するとすれば、
1.脳科学の言語習得に基づく理論を取り入れること
2.発音の段階的な習得法と評価法を確立すること

が先決です。

これまでの、英語教育は、正直上手くいっていません。
そろそろ、抜本的な見直しが必要な時期です。

と私が声を大にして主張しても、何も変わらないでしょう。
私がブログを書き続ける理由の一つがここにあります。

学校で学んだ英語では、しゃべれない、話せるようにならない。
悲しいですが、これが現実です。

草の根的なことですが、こうして脳科学の諸説や発音の大事さをこのブログで訴え続けようと思います。

今日は後でもう一つ別の英語関連の記事を上げます。
文部科学省による「生徒の英語力向上推進プラン」についての話です。

では。